Kpopグループのグローバル戦略(SM Entertaiment 編)

 昨年、日本でヒットした「TWICE」(JYP Entertainment 所属)。日本であれほど人気が爆発したのは、単純にダンスが可愛いという理由でけでなく、メンバーに日本人が3人もいるということが少なからず影響していると思います。(これまた日本人メンバー達がとても愛嬌あって可愛いんですよね!)

 

 

 昨今のKpopグループはグローバル戦略として、韓国以外のアジア出身メンバーや北米出身のメンバーが増加しています。今回は、Kpopブームの火付け役で、韓国最大手のレコード会社SM Entertainment (以下、SM)のグローバル戦略について、まとめてみたいと思います。

 

株式会社SM EntertainmentKOSDAQ上場)

本社所在地 ソウル特別市江南区押鴎亭2洞521

設立 1989年2月14日

代表者 キム・ヨンミン

主要株主 イ・スマン

 

 グローバル戦略の一環として、2001年に日本、2006年に香港、2008年にアメリカに現地法人を構えるなど、いわゆる第二次Kpopブーム(2010年代の少女時代、KARAの日本での人気爆発) より前から、世界を見て、戦略を立てているようです。韓国は音楽市場を含めた内需市場が小さいために早くから海外進出に取り組んでいたのですね。

 

 このようにいち早くグローバル戦略を進め、今日「SM帝国」といわれるほどの栄華を極めるSMでも、過去には大きな失敗をしています。それが日本での失敗です。さきほどの現地法人の設立でも分かる通り、SMは隣国である日本を初の海外進出先とみて、S.E.S.という歌手を送り込んできました。しかし、結果は大失敗。

 

 日本市場で活躍させるには日本語の教育、文化の理解等の「現地化」が長期で必要と創業者のイ・スマンは考え、当時小学生だったBoAホリプロをはじめとする日本企業の力も借りつつ、育成しました。(※2001年に吉本興業、エイベックスとの合弁で初の海外現地法人SMジャパンを設立。)ご存知の通り、BoAの大活躍、続くように東方神起、少女時代とSM所属の歌手は日本で成功を収めています。2000年代半ばからは積極的にYouTube等の動画サイトに音源や映像を流し、世界中にKpopブームを拡大させていっています。

 

最後に、今アツい外国人メンバー(外国出身メンバー)を紹介します!

 

1 ルーカス(NCT

 

 

 本名 ウォン・シューシー

誕生日 1999年1月25日

出身 香港

国籍 中国人とタイ人のハーフ

 

比較的静か目なメンバーが多い中で、異色の…ルーカスですが、今後もグローバルに活躍していくことでしょう。今後もNCTを宜しくお願い致します。

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